クリプキクローネ日記帳

ある種の音楽と数学とランニングはミニマルなところが似ていると思う。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

スタニスワフ・レム「Fiasko-大失敗」

さてだいぶサボってました。

最近SF熱が弱火くらいで再加熱しています。
とりあえず、数年前から積ん読していたスタニスワフ・レムの「Fiasko-大失敗」を読みました。
僕は宇宙観がガキなので、「宇宙はすごいものでなければならない」という妙な強迫観念があります。
世の中には地球を一回り大きくしたような宇宙がごろごろ転がっていて、なんとなく悔しい時があります。
そうじゃないはずです。
特に地球の生命の延長のような宇宙人はまずいと思います。
もっと人類には理解できない存在なはずだ、という強迫観念があるわけです。

そしてそんな人にはスタニスワフ・レムのSFはバッチリです。
レムの作品には人類の理解の範疇を越えた存在が出てきます。
数百ページ読み進めても一向に状況が改善されなかったりします。
むしろ悪化していたりします。
人類の手に負えない宇宙の可能性とスケールを感じることができます。
そしてそれでも立ち向かう人々もとても印象的なんですが、
基本的に登場人物の性格は一切描写されず、
全員無機質な会話しかしないので、感情移入とかそういうのはありません。

さて、今回読み終わった「Fiasko-大失敗」もそういう意味でおもしろかったんですが、
いつもに増して読みにくい上に重いので、レム好きの人にはいいと思います。
そんな人はこんなブログ読んでないと思いますが。

レムは基本的に「人類は愚かである」という前提に立っているので、
作品にリアリティがあっておもしろい反面、ややうんざりすることがあります。
そんな時にアーサー・C・クラーク先生のSFを読むと
いつも通り希望でいっぱいになれるという、そういう組み合わせで読んでいます。
クラーク先生最高です。
スポンサーサイト
  1. 2011/12/19(月) 01:29:59|
  2. | トラックバック:2
  3. | コメント:0
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。