クリプキクローネ日記帳

ある種の音楽と数学とランニングはミニマルなところが似ていると思う。

現代アートってなに?

日曜日に国立新美術館の「野村仁 変化する相―時・場・身体」と、
森美術館の「万華鏡の視覚」を観て来ました。

どちらもかなりおもしろかったです。
一緒に行った友人が以前
「美術館は非日常の空間だからいいんだよ」と、
どっかの誰かみたいなことを言っていましたが、確かにその通りだと思いました。
前を見ても後ろを見てもよく分からないものがある、というのは意外と楽しいです。


前半のほうは、重力、時間、音、光、宇宙などがテーマになっていて、
いろいろおもしろいものがありました。
たとえば、夜空の写真を撮り続けると月がどんどん動いていくわけですが、
その写真に五線を入れて、月を音符に見立てれば音楽ができる、というわけです。
で、実際に弦楽アンサンブルの録音が館内に流れているわけです。

五線譜自体がとても恣意的なもので、そのままだとハ長調の音しか出てこないので、
ある程度聴きやすい音の流れになるのは当たり前なんですが、
それでもそういう発想の方向性がおもしろいですよね。

後半の方は現代アートでしたが、視覚的にシンプルにキレイと思えるものが
多かったように思います。もちろんそこにはいろいろな社会問題や
奥の深い意味などがあると思いますが、そんなことよりまずは
見てキレイと思えるものが好きです。

ところで今、風呂に入ろうと思ったら空っぽでした。
とてもショックでした。

空っぽな風呂は風呂の目的を全く果たしていないわけですが、
独特な虚無感と失望感を誘発する1つの彫刻としてもはや現代アートですよね。

さらに言えば、空っぽな風呂というのは空っぽなように見せかけて、
実は風呂という物体の内部はぎっしり詰まっているという意味で、
全く空っぽでないあたりがもう圧倒的に現代アートですよね。

現代アートって言ってみれば許されると思ってる部分はあります、確かに。

furo
  1. 2009/06/24(水) 23:54:26|
  2. イベント
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

ばんわ。
連日のコメントごめんね。

どちらも 本当に楽しかったーです。
やっぱり美術館ってイイよね。ベネ!
今週は一人で上野まで見に行ってきますだ。

後半の「お風呂」っての面白いね。
あんまりそう考えたコトがなかったから、今度ゆっくりお風呂を考察してみたいと思います。
それについては私のブログで何れ書きます。
間違いなく、今週中に書きます(笑)。
因みに 現時点でお湯をはっていないお風呂=遊具 でした。
何もないソコに入って遊ぶ、というのが好きです。
別に何をするワケじゃないけど。
というか お風呂という空間が好きです。
そして、これ以上ココで書くと唯の変質者になりそうなので失敬。

現代アートって「アート!」って言ったモン勝ちです。
唯、そこにコレクターや世の評論家の賛同が絶対必要不可欠なんだけどね。
  1. 2009/06/25(木) 00:08:41 |
  2. URL |
  3. いも #-
  4. [ 編集]

空っぽの風呂とはいかに

風呂って謎だな。
  1. 2009/06/25(木) 02:18:22 |
  2. URL |
  3. yu-hr #-
  4. [ 編集]

とりあえず9月10月の展覧会を見に来てください。
  1. 2009/06/25(木) 14:08:03 |
  2. URL |
  3. wa-hr #-
  4. [ 編集]

>いも
まさか風呂の部分にコメントをもらえるとは思わなかった(笑)。
結局あれを書いたあと無事に風呂が沸いて入ることができたので、
空っぽの風呂の問題はうやむやになって解決しました。
風呂は沸かして入ればいいのです。

>yu-hr
同上。

>wa-hr
行く。
詳細決まったら教えて。
哲学の結果を見に行くよ!
  1. 2009/06/25(木) 23:27:09 |
  2. URL |
  3. わ #cZ.aCtDc
  4. [ 編集]

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