クリプキクローネ日記帳

ある種の音楽と数学とランニングはミニマルなところが似ていると思う。

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アーサー・C・クラーク逝去

2001


SF作家アーサー・C・クラークが18日に亡くなりました。90歳だったそうです。
ここ数年ひそかに心配していたんですが、とうとうこの日がきてしまいました。
ご冥福をお祈り申し上げます。

クラークの作品には人類への希望が溢れていて僕は好きです。
世の中にはいろんなSFがありますが、クラークのように科学的事実に基づいた
リアルなSFを書こうとすると、大抵リアルなあまり悲観的なものになります。
人類は戦争やったり原爆つくったりこれだけやりたい放題やってるんだから、
ちょっとまじめに考えたら悲観論になるのは当然です。
特にクラークが代表作を書いたのは50~60年代で、
第2次世界大戦の後だったり冷戦だったりな時期です。

しかしクラークは楽観的です。
人類は今はこんなだけど今後成熟していけば戦争はなくなるだろうし、
科学の発展によって病気なんて何でも治っちゃうだろうと信じています。
いやそんなうまくいかないだろうと思いつつも、読んでるうちに
「ああ、こうなるかもな」
と思わせる妙な説得力がクラークにはあります。
彼はただ単に娯楽性のために楽観的なストーリーにしているのではなく、
心の底から本気で人類を信じていて、
それがそういう説得力を生み出しているんだと僕は思います。

クラークの代表作「幼年期の終わり」は悲しいお話だという人がよくいますが、
個人的にはあれも希望溢れるお話のように感じます。
そしてクラークもそういう方向で書いていたような気がします。


僕はスタニスワフ・レムという作家も好きで、
彼はクラーク以上に硬派でその作品はリアリティーに溢れています。
しかし彼は人類にはとても悲観的で作中でその愚かさを嘆いています。

どちらもおもしろい作品を書く素晴らしい作家ですが、
やっぱり人類が人類を嘆いていても始まらないと思うんですよね。
警鐘を鳴らすのも大事ですが、1人くらい性善説を高らかに謳ってくれてもいいと思います。
だから僕はクラークが好きです。


亡くなってしまったのは本当に残念ですが、
別にクラークの本がなくなるわけではないので、
久しぶりにまたどれか読んでみようと思っています。
クラークは偉大な作家です。
  1. 2008/03/21(金) 05:55:15|
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  1. 2008/03/21(金) 11:56:44 |
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