クリプキクローネ日記帳

ある種の音楽と数学とランニングはミニマルなところが似ていると思う。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

Exceptional C++ 47のクイズ形式によるプログラム問題と解法[Harb Sutter(著) 浜田真理(訳) 浜田光之(監修)] (ピアソン・エデュケーション)

以前、More Exceptional C++という本を読んだらだいぶ玄人好みの話題ばかりだったので、
「More」がついていない方であればもう少し適用範囲の広い話題が多いかもしれないと思いましたが、
特にそうでもないということが分かりました。相変わらず玄人好みです。
とはいえ馴染みのあるC++の話なので楽しかったです。


ざっくり言ってしまえば47個クイズが続く本です。
しかも1つ1つのクイズが割と狭いところを突いているので、
読んでいると毎回「へーそうなんだ」と感心しておもしろいんですが、
読み終わると「結局なんだったんだっけ」となります。Moreと同じです。
C++をマスターするには繰り返し読むべきなんだろうと思います。

そうは言うものの、47個の中に繰り返し出てくる重要テーマがいくつかあります。
まず、強烈なPimpl推しです。
個人的にもprivateメンバ変数の型をヘッダの中でさらにインクルードする際に
抵抗を感じたことがありますが、こういうときPimplならうまくやってくれそうです。
ですが、Pimplの中からpublicな親の関数を呼びたいときには逆向きポインタが必要だし、
かといって全部Pimplに入れてしまうと派生クラスから使えないし、
これはこれで難しそうな気もしました。

あとは auto_ptr 推しです。
例外とかでdeleteし損なったときにも安心です。
ただ、手元の Effective C++ では shared_ptr の方がより推奨されています。
そこまで言及すると長くなるからこの本ではやめたのかなと思っていましたが、
よく考えたら出版年の違いな気がしてきました。
実際 auto_ptr はコピーするとからっぽになるところが使いにくそうです。

あと、継承より包含、とか、private継承は使うな、とか、
コピーコンストラクタと代入演算子とその他operatorのオーバーロードには気をつけろ、とか、
さらには耳タコのconst推しと参照渡し推しがあって、
キャストや名前空間についても気をつけるべきポイントが列挙されています。

と、こう書くととてもいい教科書だった気がしてきます。
読んでいる時は「そんな細かいところ覚えられないしそもそもやらないよー」という状態でしたが、
おおまかなメッセージだけこうやって拾い上げると、
意外にも基本に忠実なベタなC++の教科書のように感じられます。
やっぱり有名な本はさすがですね。

こんなざっくりした読後感でいいんだろうか。
本当に困ったらまた読み返す必要がありそうです。
  1. 2016/12/26(月) 23:03:55|
  2. | トラックバック:0
  3. | コメント:0
<<満たされぬ道 [ベン・オクリ(著), 金原瑞人(訳)] (平凡社) | ホーム | CUDAプログラミング実践講座 超並列プロセッサにおけるプログラミング技法 [David B.Kirk, Wen-mei W.Hwu(著)]>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://myumbrella.blog42.fc2.com/tb.php/341-61b00840
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。